今年も燃えたぞ、シニア・パワーの演芸=東京(上)

PJニュース 2009年7月21日】芸達者のシニアが今年も舞台で熱演した。歌い、踊り、ユニークな楽器を演奏し、落語を噺(はな)す。演多亭(エンターテイ)の年1回の公演が7月5日、東京・文京シビックホールの小ホールで行われた。今回で6回目。主催はNPO法人シニア大樂、音体操すこやか会、後援は文京区である。会場(371人定員)は満席で、観客は存分に楽しんでいた。

演多亭の母体である、シニア大樂(田中嘉文理事長)は、50歳台以上の登録講師が627人(6月末現在)いる。昨年まで現役だった国際線旅客機の元パイロット、名高いアナウンサー、外交官、現職の医者、一級建築士、大学教授、いまも第一線で活躍する芸人たちが所属する。それぞれが出前の講師活動をおこなっている。

演多亭は04年、同大樂の芸達者な講師たちが声をかけ合って立ち上げた。翌年の「愛・地球博」の公演が好評だった。その後、都内で毎年、公演を行う。芸人はプロ、セミプロ、アマと幅が広く、実力はさまざま。優劣を競うものではなく、プロからアマまでが一つ舞台で演技を見せる、ユニークな演芸団だ。

第一部のトップバッターは、JASSボーカルの伊藤ステラ。彼女はIT関係の経営コンサルタントのビジネス・ウーマン。仕事の傍ら、年に数回はジャズ・ヴォーカリスとしてライブで歌う。

演多亭の舞台まえに、彼女には心境を聞いてみた。「大勢の観客のまえで歌うのは、今回が初めてです」と話す。ビジネス講演で、人前に立つ経験が豊富なだけに、さほど緊張感はないとつけ加えていた。

二番手の「民謡一人楽団弾き語り」の香取峰越は元都庁の職員だ。いまは芸人の道を歩む。福祉施設などのボランティア活動が中心。三味線を弾きながら、足で鉦と太鼓を打ち鳴らす。太鼓の上の人形は相棒の「花子ちゃん」で、人形が手をたたくので、会場は一気に和んでいた。ボランティア仲間の後藤さん、安倍川さん、菅間さんが踊りで華を添えていた。

「おかしなヴァイオリン弾き」の福岡詩二は、大道芸の大御所だ。大正時代の大学生スタイルで、当時の流行歌を歌い、その時代背景やエピソードなどを語る。哀愁歌だけに、観客は静かに聞き入っていた。

「音あそび」は、風雅こまち&e-kidsトヨ先生だ。風雅こまちは会場の全員を立ち上がらせて、歌と体操で楽しませる。

kidsトヨ先生は「キッズ英会話」「スポーツ教室」の先生。流暢な英語と、躍動感あふれる動きで、子どもらに楽しく英語を教える。今回はそれを会場で演じてみせた。観客は生徒となり、愉快な笑いが絶えなかった。

「からだを使って、大変楽しかった」、「目新しくてよかった。また、お願いします」、「ひと時でも、からだが癒(いや)されました」という感想が多く、年代には関係なく楽しめたようだ。【つづく】

ライブドアニュースより

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